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目次
第1章 精神病者慈善救治会設立の時代的背景、社会における精神病者観
- 第1節 憑き物
- 第2節 相馬事件
- 第3節 禁酒運動の流れ
第2章 精神病者の置かれた状況
- 第1節 精神疾患の分類と病名、およびその統計
- 第2節 岩倉病院を中心とした伝統的な精神病治療
- 第3節 昔の精神病院−巣鴨病院、私立精神病院
- 第4節 精神病者をめぐる法律−精神病者監護法、精神病院法
- 第5節 私宅監置
- 第6節 拘束具
第3章 呉秀三と精神科医療
- 第1節 呉秀三の生涯、および彼をめぐる人びと
- 第2節 呉の著作など
- 第3節 精神科医療、精神医学教育への提言
第4章 精神病者慈善救治会設立とその後の展開
- 第1節 設立の歴史
- 第2節 大隈重信侯爵、同婦人のこと、および松井子爵夫人
- 第3節 救治会の活動−東京大学精神科病室、臨時救護所、相談所など
- 第4節 「心疾患者の救護」、「救治会パンフレット」など
- 第5節 明治・大正期の精神衛生関係図書
- コラム 〈文学、小説にみる精神病者−その1〉
第5章 日本精神衛生協会および戦時体制
- 第1章 国際的精神保健運動の誕生とその現在
- 第2節 精神衛生協会および諸団体の活動
- 第3節 戦時下の精神保健運動と精神厚生会
- 第4節 昭和前半期の精神衛生関係図書
- コラム 〈文学、小説にみる精神病者−その2〉
第6章 戦後昭和期の精神保健運動
- 第1節 精神衛生法の制定とその経緯
- 第2節 精神厚生会から日本精神衛生会へ
- 第3節 精神衛生会の活動
- 第4節 ライシャワー事件と精神衛生法改正
- 第5節 宇都宮病院事件から精神保健法へ
- 第6節 わが国の民会精神保健運動の躍動
- コラム 〈文学、小説にみる精神病者−その3〉
- コラム 〈文学と自殺〉
第7章 平成期の精神保健運動の広がり
- 第1節 地域の精神保健活動について
- 第2節 災害と精神保健 ―東日本大震災から―
- 第3節 多職種チーム医療
―医療観察法病棟の経験から多職種の役割と効果―
- 第4節 認知療法・認知行動療法
- 第5節 依存症対策の現状と今後の取り組み
- 第6節 日本における自殺対策の経緯
- 第7節 日本精神衛生会の活動A
- コラム 〈精神病者監護法と公的監置〉
- コラム 〈日本の精神医療史アーカイブズの現状〉
- コラム 〈日本の精神障害者家族会〉
- コラム 〈病と向き合い、伝える患者と家族たち〉
- コラム 〈川崎市社会復帰医療センターの誕生とその後の展開〉
- コラム 〈アートとメンタルヘルス〉
日本精神保健関係年表
あとがき
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