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心と社会 No.106 32巻4号

巻頭言
 
精神障害者の犯罪をめぐる報道と精神科医の役割
     松下 正明(東京都立松沢病院院長)

記念論稿
 財団法人財団法人日本精神衛生会の五十年
     加藤 伸勝(日本精神衛生会常務理事)

特 集  犯罪と精神医療
 精神障害と犯罪の問題をこれからどう考えるべきか―我が国の精神保健の中での司法精神医療の位置づけ―
     山上  皓(東京医科歯科大学難治疾患研究所教授)
 触法精神障害者のための新しい制度は必要か?
     作田  明(北沢病院理事長)
 精神障害と犯罪―情勢の展開と医療のかかわり
     中谷 陽二(筑波大学社会医学系精神衛生学教授)
 精神障害者の犯罪報道と当事者(家族)とのかかわり
     中井 和代(全国精神障害者家族会連合会)
 共同作業所利用者の検挙率の実態
   ―池田小学校殺傷事件調査結果―
     藤井 克徳/川久保陽子(きょうされん)

時 評
 精神障害者の福祉施策最新事情
     藤井 克徳(きょうされん常務理事)
 更生保護施設における処遇の試み
   ―静修会荒川寮の場合―
     西村 朋子(法務省東京保護観察所保護観察員)
     /福田 順子(更生保護法人静修会荒川寮補導員)
 精神障害のかかわる事件の報道と患者のプライバシー
     牧野 和宏(共同通信社)/林  直樹(東京都精神医学総合研究所)

随 想 
 西田幾太郎と森鴎外―明治における自己の問題―
     影山 任佐(東京工業大学保健管理センター教授)
 ワーカーのアイデンティティと私
     上野 仁美(北野台病院精神保健福祉士)
 中島敦の『狐憑』―病跡学的な作品の系譜
     高橋 正雄(筑波大学心身障害学系)

連 載  こころの病の闘病記
 〔第2回〕病気とつきあうわたしの生活
 ―海外の当事者との交流を通して―
     宇田川 健(全国精神障害者家族会連合会)

投 稿 
 チュービンゲン大学児童青年精神科再訪
     清水 將之(日本子どもの未来研究所)

メンタルヘルスの広場
 「世界精神保健連盟(WFMH)2001世界会議」報告
     浅井 邦彦(医療法人静和会 浅井病院理事長・院長)
 国際精神障害予防会議の開催とその歴史的経緯
     小椋  力(琉球大学医学部精神神経科学講座教授)
 全国精神障害者地域生活支援協議会の活動について
     大友  勝(全国精神障害者地域生活支援協議会)

報 告
 第49回 精神保健福祉全国大会に出席して
     原田 憲一(日本精神衛生会理事長)

書 評
 『アサーショントレーニング―さわやかな<自己表現>のために』,
 『自己カウンセリングとアサーションのすすめ』
     宮本美沙子(日本女子大学名誉教授)
 『臨床・思春期保健』
     星野   命(京都女子大学教授)

第22回日本社会精神医学会へのご参加を!
海外ニュース                      江尻美穂子
衛生会ニュース
編集後記                        荒木   均

 

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