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心と社会 No.142 41巻4号

巻頭言

   人間の意味するもの
   日野原重明
   (聖路加国際病院名誉院長・理事長)

特 集  現在のうつ病論

 うつ病の概念
   大野  裕(慶應義塾大学保健管理センター)
 いわゆる「現代型のうつ病」について
   野村総一郎(防衛医科大学校精神科)
 うつ病に対する認知行動療法
   中川 敦夫(独立行政法人国立精神・神経医療研究センター
         トランスレーショナルメディカルセンター臨床研究支援室)
 抗うつ薬治療の効用と限界
   大森 哲郎(徳島大学ヘルスバイオサイエンス研究部 精神医学分野)
 子どものうつ病
   木村 一優(こころのクリニック石神井)
 うつ病の難治化について
   山脇 成人(広島大学大学院医歯学総合研究科(精神神経医科学))

時 評

 虐待死について〜なぜ虐待死は減らないのか〜
   小野 和哉(東京慈恵会医科大学精神医学講座)
 穏やかに逝く-高齢者死亡急増時代を迎えて-
   川上 嘉明(東京有明医療大学)
 現代日本の貧困/生活困窮者とメンタルヘルス
 〜路上生活者研究から見えてきたこと
   森川すいめい1,2,4)、池田 亜衣1,3)、奥田 浩二1)、中村あずさ1,4)
         (1)ぼとむあっぷ研究会(NPO法人 TENOHASI)、
          2)独立行政法人国立病院機構久里浜アルコール症センター、
          3)北区社会福祉協議会、4)世界の医療団)
 

随 想 

 ヒトの多様性からみた精神病 遺伝的多様性への偏見をいかに乗り越えるか
   岩田 仲生(藤田保健衛生大学医学部精神科)
 児童虐待 対策の歪みにこそ目を向けるべき
   宮島  清(日本社会事業大学専門職大学院准教授)
 医療の安全を高める患者と医療者のコミュニケーション
   山内 桂子(東京海上日動メディカルサービス株式会社 メディカルリスクマネジメント室主席研究員)

連 載 学校精神保健について

 〔第1回〕学校保健の現状〜保健室の現場から〜
   相澤久美子(天童市立第四中学校)

メンタルヘルスの広場

 精神障害者の自殺予防:その重要性と難しさ
   林  直樹(都立松沢病院精神科)
 支える人を支えるために
 ケアラー(家族など無償の介護者)連盟が発足しました
   堀越 栄子(日本女子大学教員/ケアラー連盟共同世話人)
 自閉症者として僕が伝えたいこと
   東田 直樹(アットマーク国際高等学校3年生)

書 評

 『子どもと家族の法と臨床』
   中垣 真通(静岡県富士児童相談所)
 『老いるについて〜下町精神科医 晩年の記〜』
   柏田  勉(向ヶ丘メンタルクリニック)
 『ソーシャルワーク協働の思想“クリネー”から“トポス”へ』
   田村 綾子(日本精神保健福祉士協会)
 『焦らない,でも諦めない.Ikeepbelievingmyself.』
   坂本智代枝(大正大学人間学部アーバン福祉学科ソーシャルワーク専攻)

 海外ニュース                 林  直樹
 衛生会ニュース
 編集後記                   野中  猛

 

 

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