聖路加国際病院理事長 日野原 重明 3.血液中の酸・塩基平均とは私たちの血液のpHは7.4という値を平素示しています。このpHが弱アルカリ性の7.4に保たれるのは、血液中の電解質がうまく調節し合って、酸性のものを多くとっても、バッファー(緩衡系)がそれを中和するように働きpH=7.4を保つのです。また酸性のものを多くとったとしてもpH=7.0などと酸性になるのでなく、バッファー系の援けにより7.4に保たれるのです。 このように、外からの侵襲を私たちが受けても、体内の血液の酸・アルカリ平衡は上手に保たれ、体液は安定した状態を示すのであります。
1.老人の心の健康 |
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