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No.3 老年期の抑うつと不安について

国立精神・神経センター国府台病院院長 樋口輝彦

1.誰でも「うつ」になることはある

 人間誰でも落ち込むことはあります。他人から傷つけられるようなことを言われた時、身近かな人を失った時、身体の病気になった時など「うつ」になるのは当然かもしれません。ここで言う「うつ」というのは健康な人が日常感じる憂うつ感であると考えてください。「うつ」の場合には必ず、「これこれの出来事があった結果『うつ』になった」ことが明瞭にわかります。そして、一般的にはこの感情状態は数時間から数日で自然に元に戻るのです。したがって、勿論、病気ではありませんし、治療の必要はないわけです。



2.「うつ」と「うつ病」は違う

1.誰でも「うつ」になることはある
2.「うつ」と「うつ病」は違う
3.「うつ病」の場合には早期治療が大切
4.老年期の「うつ病」は若い人の「うつ病」とどこが違うのか?
5.老年期のうつ病の症状の特徴
6.うつ病にならないために
7.老年期の不安への対処
8.不安に使う薬の話

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